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ブナの森ライブラリーへようこそ

ブナの魅力について

DSC_6394.jpg青森から秋田にまたがる白神山地のブナの原生林が、1993年(平成5年)ユネスコの世界自然遺産に指定されてから、ブナの森は多くの人々に知られる様になりました。
このブナの森に入ると、誰もが一様にこの森の虜(とりこ)になってしまいます。
多くの生命の営みを保ちながら、四季折々に美しく力強く変化していく森。氷河期以来、森を代表する木としてずっと生き続けて来たブナは、森に多くの水を集め、住人たちを豊かにしながらゆっくりと成長して来ました。
ブナの寿命は、約300年位だと言われております。
300年も生きたブナは、巨木となり、その姿は威光を放ち独特な気配と空間を醸し出しています。“ブナの森は緑のダム、多くの生命を育む森”と言われております。ブナの森は空気がとても心地良い森なのです。
ところで、このブナの森にはもう一つとても魅力のある世界があります。それはブナの木肌の世界です。ブナの木肌には、茶・黒・青・緑の苔や地衣類(藻類・菌類)の共生体が宿り、ゆっくりと時の流れの中で成長していきます。その共生体はブナ本来のグレー色の木肌にメルヘンな世界をデザインし、又色取り取りに染めてゆきブナ独特な木肌へと変貌していきます。
四季折々に魅惑的な色彩を創造していくブナの森は、森の芸術家なのでしょう